アナボリックステロイド

クロミッドで男性ホルモンを回復させる!驚きの効果!

クロミッド(成分名:クロミフェン酸)は、ステロイドサイクル後に低下した男性ホルモンの分泌を回復させる目的で使用するケア剤です。

クロミッドは、元々は、女性用の排卵誘発剤として使用されてきましたが、男性の睾丸機能を活発にさせる働きを持っています。参考文献

アナボリックステロイドを使ったステロイドサイクル後には、男性ホルモンの分泌能力が低下するので、クロミッドを使って、早急に男性ホルモンの分泌能力を回復させなければなりません。

この記事でわかること

  • ステロイドサイクル後に男性ホルモンの分泌が低下してしまう理由
  • クロミッドにどんな作用があるのか
  • クロミッドをどのように摂取すればいいのか

アナボリックステロイドを使う人が気になるポイントを詳しく解説していきます。

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ステロイドサイクル後に起きる男性ホルモンの減少の原因

アナボリックステロイドを使うと高確率で、男性ホルモンの産生能力の低下という副作用が起こります。睾丸が男性ホルモン(テストステロン)をつくる能力が低下するからです。

アナボリックステロイドは、男性ホルモンに含まれるテストステロンに非常に似ている物質です。

アナボリックステロイドという形で、外部から男性ホルモンを取り込むことで、体内の男性ホルモン濃度を何倍にも高め、筋肉が成長しやすい状態になります。

これがアナボリックステロイドで筋肉がつく仕組みです。

睾丸SOS
なぜステロイドを使うと男性ホルモンを作るのが止まるの?

アナボリックステロイドを使用することで、体内の男性ホルモン濃度が大幅に上がります。

サイクル中はアナボリックステロイドのおかげで、男性ホルモンの濃度は高くなっているので問題はありませんが、
体には「体を一定の状態に保とうとするバランス維持機能(ホメオスタシス)」があります。

睾丸は「ホルモンいっぱいあるから、新しくホルモンを作る必要ないからサボろう!」と判断して男性ホルモンを作る活動を低下、もしくは止めてしまいます。

バランス維持機能(ホメオスタシス
)

たとえば、風邪を引いて体温が上がりすぎた場合、汗をかいたりオシッコをすることで体内の温度を下げ、通常の体温に戻そうとします。この働きがバランス維持機能(ホメオスタシス)です。

しかしステロイドサイクル終了後、アナボリックステロイドもだんだんと体内から抜けていき、睾丸も男性ホルモン(テストステロン)を作るのをサボっている(低下している)ので、どうしても男性ホルモン不足になってしまいます。

この状態で放置してしまうと、ステロイドサイクル後に起きる「ホルモンクラッシュ」になります。

ホルモンクラッシュ

男性ホルモンが減少し低い状態が続いてしまうと、筋力が低下し、筋肉量が減少します。
せっかくアナボリックステロイドで手に入れた筋肉が無駄になってしまうわけです。
それだけは避けたいです。

通常時の半分以下のテストステロン値になってしまう

上の表は、透析患者に3ヶ月間、アナボリックステロイドのデカデュラボリン(成分名:ナンドロン)を投与した研究のデータです。左側がステロイド投与グループ、右側が非投与グループです。

投与グループは、投与前に比べて、男性ホルモン(テストステロン)の値が半分以下に低下してしまっているのがわかるかと思います。このように、ステロイドを使えば、その反動として、男性ホルモン(テストステロン)値が低下してしまいます。

男性ホルモンを回復させるクロミッドの作用

ステロイドサイクル終了後、テストステロン値は普段に比べて大幅に低下しています。
ステロイドが抜ければ、男性ホルモン(テストステロン)の産生は自然に回復しますが、それには数ヶ月〜1年と長い時間が必要です。

テストステロンが低い状態が続くと、筋力が低下し筋肉量が減ってしまい、せっかくステロイドサイクル中に手に入れた筋肉が無駄になります。

そこで役に立つのが、女性の排卵誘発剤として使用されているクロミッドです。
クロミッドは、低下した男性ホルモン(テストステロン)をすぐに回復させるのに大きな効果があります。

クロミッドの作用メカニズム

クロミッドは、体内にあるテストステロン受容体と優先的に結びつき、テストステロンがテストステロン受容体と結びつくのを妨害します。

こうすることで、脳が「あれ?テストステロンが少ないぞ?急いで作らないと!!」と判断します。
そして性腺刺激ホルモンGn-RHを分泌し、脳下垂体(ホルモンの生成工場)に「FSHホルモン」「LHホルモン」を分泌するように命令を出します。

このFSHホルモンとLHホルモンは男性の場合、精巣(睾丸)の活動を促進し、テストステロンの産生を促します。

簡単にいうと

クロミッドを服用することで、性腺刺激ホルモン(ホルモンの親玉みたいなホルモン)の分泌を増やし睾丸に「働け!」と言ってくれるようになります。
その結果、男性ホルモンの分泌が良くなります。

これにより、ステロイドサイクル終了後に低下していたテストステロンの産生が速やかに元のレベルに回復するわけです。

クロミッドはどのぐらい効果があるのか?

クロミッドは、低下したテストステロンを回復させるのに大きな効果があります。

性腺機能不全症の男性にクロミッドを4ヶ月間投与した研究があります。参考文献

結果が以下のグラフです。左側が投与前、右側が投与後のテストステロンの値です。

遊離テストステロンのレベルが投与前と後で2倍以上増えているのがわかると思います。

このように、クロミッドはFSH・LHホルモンの生成を促し、睾丸の働きを活発化させ、テストステロンを大幅に増やす効果があります。

クロミッドを使えば、ステロイドにより低下したテストステロンのレベルを素早く回復できます。

クロミッドでホルモンクラッシュから回復した症例

これは、
・オキシメトロンを1日520mg(一般的なサイクルの10倍の量)
・テストステロンを週1300mg(一般的なサイクルの2.5倍)
と大量のステロイドを乱用したせいで、体内のホルモンバランスが狂い、正常に男性ホルモンを分泌できなくなり、ED(インポテンツ)になってしまったボディービルダーの症例です。参考文献

図の左側(クロミッド投与前)は、睾丸の活動を促すFSHホルモンやLHホルモンがほとんど働いておらず、テストステロン値もとても低くなっています。

ところが、クロミッドを1ヶ月間投与したところ、FSHホルモン・LHホルモンが急激に増加し、テストステロンの値も最初の3倍近くまで戻っています。

その後、投薬をやめた後も、テストステロン値は、20代としては平常なレベルにまで回復しています。

正直いって、オキシメトロン520mgの摂取は異常な量です。ホルモンバランスが狂って当然のレベル。しかし、それでもクロミッドを摂取すれば、通常のレベルまでテストステロンの分泌を戻すことができるわけです。

クロミッドの副作用

クロミッドの副作用は、卵巣の脹れ・倦怠感・焦燥感・ほてりなどです。
しかし、これは、主に女性にあらわれる副作用です。

女性の場合、クロミッドは、女性ホルモンの働きをほぼ無効化してしまうので、体内のホルモンバランスが崩れ、更年期障害のような作用が置きてしまうわけです。

178人の男性にクロミフェンを投与した研究では、男性に目立った副作用は報告されていません。参考文献

クロミッドのサイクル

クロミッドは、ステロイドサイクルの終了後に摂取します。

経口の場合は、ステロイドサイクル終了の翌日からクロミッドの摂取を開始します。

※注射でアナボリックステロイドを入れていた場合は、サイクル終了後、3週間たってから、クロミッドの利用を開始します。注射によってとっている場合、血中半減期が長いので、抜けきるまで3週間の期間が必要なのです。

サイクルは、1日50mgを4週間摂取します。

まとめ

アナボリックステロイドは、通常より急速に筋肉がつきますが、代償として副作用が出る可能性があります。

しかし、ちゃんとしたケアを行えば、体に悪い影響を残さず健康的に筋肉がつけることができますので、ケチらずにケア剤もしっかりと用意してください。

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