アナボリックステロイド

シリマリンの肝臓保護効果が凄い!

経口で摂取できるステロイドは、気軽に使えますが肝臓に負担をかけるという副作用があります。

効果的なステロイドである、ダイアナボル・オキシメトロン共に、肝臓へ負担をかける構造を持っています。

肝臓は、食事からから摂った糖やタンパク質・脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、エネルギーを供給する場所です。また、アルコールや老廃物を分解したりする重要な臓器です。

そのため、できるだけ肝臓に負荷をかけたくありません。
そんな時に役に立つのが「シリマリン」というサプリメントです。

シリマリンは、肝臓疾患の患者の死亡率を有意に改善するなど、気休めのサプリとは段違いの肝臓保護の効果があります。

この記事でわかること

  • なぜアナボリックステロイドを使うと、肝臓に負担をかけるのか?
  • どのような症状が出るのか?
  • シリマリンにはどれだけの効果があるのか?

アナボリックステロイドが肝臓に負担をかける理由

経口タイプのアナボリックステロイドの多くは、17αアルキレート加工がなされています。これは肝臓に中々ろ過されないための化学的加工です。

肝臓に分解されにくいということは、それだけ肝臓に負担をかけてしまうことになります。これが理由で、アナボリックステロイドは肝毒性(肝臓に負担をかける)があるという理由です。(※一部の注射剤でも肝毒性のある種類もある。)

肝臓に負担がかかるとどんな症状が出るのか?

肝臓に負担をかけ過ぎると副作用として発症する症状は、ニキビ、尿が茶色の濃い色、ひどくなると肌や目の周りが黄色くなる現象「黄疸」が発症することもあります。

ちなみに、お酒や市販ので販売されている風邪薬も肝毒性はあります。

ですので、アナボリックステロイドサイクル中に、市販薬やお酒などの肝毒性があるものを服用するのは避けてください。

肝臓へのダメージはすぐに回復する

肝臓はもともと強い臓器です。手術で肝臓を1/3切除しても2〜6ヶ月程で約80%まで機能が回復するぐらい肝臓は自己再生能力に優れています。

ボディービルダーを対象にした研究では、経口ステロイドを使用しているボディービルダーでも、3ヶ月投与をやめれば、健康な男性と変わらない肝臓数値(ALT/AST)が出ます。参考文献

とはいっても、肝臓へ毒性があるのは事実です。健康を維持するためには、できるだけこの肝臓への負担を減らさなければなりません。

アナボリックステロイド服用中の肝臓保護サプリメントとして、非常に効果的なのが「シリマリン」です。

シリマリンの効果

シリマリンとはどんなサプリメントなのか?

シリマリンは、マリアザミという植物の種子を抽出したサプリメントです。古来より、肝臓保護のハーブとして使われてきました。

近年の研究で、シリマリンは、単なる気休めのハーブではなく、肝臓保護において高い能力を持っていることがわかってきています。

シリマリンを投与すると、肝臓のタンパク質合成が飛躍的に高まり、肝細胞の転写が盛んに行われるようになります。この働きにより、ダメージを受けた肝臓が再生するのを助けることができるのです。

経口タイプのアナボリックステロイドを使用中は、肝臓に負担がかかるので、肝臓細胞の再生をうながすシリマリンはうってつけのサプリメントといえます。

シリマリンの効果を示す症例

肝臓関連疾患の死亡率を低下させる

シリマリンには、肝臓関連疾患の死亡率を有意に(-7.9%)下げる効果も認めらています。参考文献
その他にも、アルコール性肝炎の治療においても、成果が認められています。

※事例が見つかり次第、随時更新していきます。

シリマリンの副作用は?

シリマリンは、どの臨床試験においても、高い安全性を示しており、副作用の心配がなく使えるサプリメントの一つです。

胃腸障害やアレルギー性皮膚炎のまれな副作用が報告されているのみで、これらの副作用の率は、有意なレベルではありません。

したがって、副作用の心配はなく摂取できるサプリメントといえます。経口タイプのアナボリックステロイドの使用時には、必須のサプリメントです。

シリマリンの飲み方は?

1日200〜400mgを1日2〜3回にわけて摂取します。たとえば、140mgのタブレットを1日2回とる…という具合です。

肝臓への負荷がある経口タイプのアナボリックステロイドを使用している時には、必ず手元に置いておきたいサプリメントです。

 

 

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